2026-08-12

熊取町「焙煎と珈琲 織の花。」へ|建具がつくる軽やかなカフェ建築

焙煎と珈琲 織の花。 熊取 店舗正面の外観

焙煎と珈琲 織の花。 熊取 木製扉とテラスのある店舗外観

焙煎と珈琲 織の花。 熊取 住宅街に建つ店舗の外観

焙煎と珈琲 織の花。 熊取 アイスコーヒーとケーキ

焙煎と珈琲 織の花。 熊取 アイスコーヒーと桃のクレープ

藤井寺市で設計事務所をしているHTAです。

今回は、熊取町にある「焙煎と珈琲 織の花。」さんへ行ってきました。

織の花。さんには、私たちが堺で開催している「みなみの蚤の市」にも以前出店していただき、次回9月20日の開催にも出店していただく予定です。

以前からお店へ伺いたいと思っていたのですが、今回ようやく訪れることができました。

焙煎と珈琲 織の花。|Instagram
https://www.instagram.com/orinohana_coffee/

熊取町の「焙煎と珈琲 織の花。」へ

「焙煎と珈琲 織の花。」さんは、熊取町にある、自家焙煎の珈琲とお菓子を楽しめるお店です。

実はこちらのお店、私にとって少し縁のある建物でもあります。

建物を設計されたのは、私が名古屋時代にお世話になった吉村真基建築計画事務所さん。

設計|吉村真基建築計画事務所
https://www.instagram.com/maki_y_arch_office/?hl=ja

そして施工を担当されたのは、宝塚の改修を施工していただいた三好工務店さんです。

施工|三好工務店
https://www.instagram.com/miyoshi_con/

お店の方とは「みなみの蚤の市」でつながり、建物の設計者と施工者も、それぞれ以前からの知り合い。

世間の狭さというか、いろいろなご縁が重なっているお店ということもあり、建物が完成してからずっと訪れてみたいと思っていました。

今回、店主さんには建物についてもいろいろと説明していただきました。

実際にこの場所を使われている方のお話を聞きながら建築を見ることができ、とてもありがたかったです。

建具でつくられた軽やかなファサード

まず印象的だったのが、道路に面したファサードです。

正面のほとんどが建具によって構成され、木やガラス、ポリカーボネートなど、光を透過する素材が組み合わされています。

季節の良い時期には建具を開け放つことで、店内と道路との境界がさらに曖昧になり、とても気持ちの良い場所になりそうです。

一方、閉じているときも完全に内外を遮断するのではなく、半透明の素材を通して光や人の気配が外へとにじみ出てきます。

今回は明るい時間帯に訪れましたが、あたりが暗くなり、半透明の建具を通して店内の明かりが外へ漏れ出す様子も、また見てみたいと思いました。

開いているときと、閉じているとき。
昼間と夕方。
晴れの日と曇りの日。

季節や時間帯によって、ファサードの表情がいろいろと変わっていきそうです。

何度も違うタイミングで訪れてみたくなる、建具の良さを改めて感じさせてもらえる軽快なファサードでした。

時間帯や季節によって使われ方や雰囲気が変化するカフェという用途にも、とても合っているように思います。

内と外をつなぐ素材とディテール

内部に入ると、家具や建具を構成する部材にも共通したルールが感じられます。

半透明のファサードと内部の家具や建具が連続し、同じ寸法の木材でつくられることで、「外装」「内装」「家具」と明確に分かれているというよりも、建物全体がひとつの仕組みでつくられているような、不思議な一体感がありました。

一方で、空間自体は決して単純ではありません。

さまざまな方向から材が交わる立体的な構成になっていて、それぞれがぶつかる部分の納まりにも細かな工夫が見られます。

複雑に材が取り合う空間でありながら、全体としては軽やかに見える。

そのあたりの納まりも含めて、設計者としていろいろと勉強させてもらいました。

ぜひ実際に足を運んで、空間を体験してみていただきたいです。

アイスコーヒーとお店でいただくお菓子

建築の話はこのあたりにして。

私はアイスコーヒーとチョコタルト、妻は珈琲ゼリーシェイクと桃のクレープをいただきました。

以前「みなみの蚤の市」でいただいた珈琲がおいしかったので、今回ももちろん珈琲を。

そして、せっかくお店まで来たので、お店でしか味わえないお菓子も選びました。

どれもおいしく、次回のみなみの蚤の市に出店していただけることが、さらに楽しみになりました。

熊取から堺まで来ていただけることにも、改めて感謝です。

イベントとは違う時間にお店を訪ねる

イベント当日は、主催しているこちらもどうしてもバタバタしてしまいます。

出店者さんとゆっくりお話ししたくても、なかなか時間が取れません。

だからこそ、こうしてイベントとは別のタイミングでお店を訪ね、珈琲を飲みながらゆっくり過ごせることを、とてもうれしく感じます。

イベントをきっかけに知り合い、その方のお店を訪ねる。

そこからまた建築や仕事、人とのつながりが広がっていくことも、地域でイベントを続けている面白さのひとつなのかもしれません。

珈琲と建築を楽しめる「織の花。」

おいしい珈琲とお菓子を楽しみながら、建築の楽しさも感じることができる「焙煎と珈琲 織の花。」さん。

建築好きにとっては、一石二鳥のお店です。

今回は昼間でしたが、季節の良い日に建具が開け放たれた姿や、夕方から夜にかけて半透明のファサードから明かりが漏れる姿も見てみたいです。

また違う季節、違う時間に訪れてみたいと思います。

熊取方面へ行かれる際は、ぜひ足を運んでみてください。

そして「焙煎と珈琲 織の花。」さんには、9月20日開催の「みなみの蚤の市」にも出店していただきます。

お店までなかなか行けないという方は、ぜひイベントでもおいしい珈琲を楽しんでいただければと思います。

焙煎と珈琲 織の花。|Instagram
https://www.instagram.com/orinohana_coffee/

みなみの蚤の市|9月20日開催
https://hta-hta.com/minaminonominoichi-260920/

設計|吉村真基建築計画事務所
https://www.instagram.com/maki_y_arch_office/?hl=ja

施工|三好工務店
https://www.instagram.com/miyoshi_con/

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