柏原市の空き家活用相談

サイクリスト向け施設を提案したリノベーション企画

柏原市で空き家の活用についてご相談をいただいた事例です。賃貸住宅として活用するだけでなく、地域資源や周辺環境を活かした新たな事業として再生できないかを調査・企画しました。HTAでは建物の設計だけでなく、地域性や事業性まで含めた空き家活用をご提案しています。

柏原 空き家活用 リノベーション

柏原 空き家活用 リノベーション 建築模型

柏原市の空き家をサイクリスト向け施設として活用する企画

01_相談内容
 ご相談いただいた物件は、柏原市にある6軒長屋の一角です。現在は賃貸住宅として利用されていますが、退去を機に空き家となる予定でした。「このまま再び賃貸住宅として貸し出すこともできる。しかし、せっかくなら地域に新しい価値を生み出す活用方法を考えたい。」そんな想いからご相談が始まりました。一番手前の住戸で道路に面していることから、店舗や地域交流の場として利用できる可能性も感じられました。

02_課題
 周辺環境を調査すると、日常利用だけで成り立つ飲食店が多いエリアではなく、一般的なカフェや物販店では集客が難しいと考えられました。また建物は道路側に開口部が少なく、外から店内の様子が見えにくいため、店舗として活用するには視認性の改善も必要でした。つまり、建物を改修するだけではなく、「この場所だからこそ人が訪れたくなる理由」をつくることが重要な課題でした。

03_調査
 まず建物を実測し、現況図面を作成しました。図面化することで、正確な面積や構造、撤去できる壁の範囲などを把握し、改修計画の可能性を整理します。同時に建物の劣化状況や設備の状態も確認し、おおよその改修費用を検討しました。内部は比較的良好な状態で、初期コストを抑えた既存空間を活かしたリノベーションが可能と判断しました。また道路側の外壁についても、構造補強を行うことで新たな開口部を設けられる可能性があり、店舗としての視認性を高められることが分かりました。

04_企画
 建物の調査だけでなく、「どのような用途なら地域に必要とされるか」を探るため、空き家見学会を開催しました。SNSで参加者を募集し、建物を実際に見ながら意見交換を行った結果、
・ネット販売を中心とした菓子製造+カフェ
・サイクリングロード利用者が立ち寄れる休憩施設
などのアイデアが生まれました。その後、有志メンバーによる企画会議を重ね、サイクリスト向けのリペアステーションと軽飲食スペースを備えた施設として活用する方向で計画を進めました。将来的には、ほかの住戸も順次改修し、宿泊施設などを含めた「サイクリストのための複合施設」へ発展させる構想も描いています。

05_行動
 企画を具体化するため、改修プランや模型を制作し、事業に興味を持つ方への説明会を実施しました。さらに、サイクリングイベントと空き家見学会を組み合わせた企画を開催し、地域の方々や参加者から意見を集めながら計画をブラッシュアップしました。施設で使用する自転車スタンドや、サイクリストが片手で補給しやすいパウチゼリーの試作など、建築だけではなく運営まで見据えた検討を進めています。

06_企画から設計事務所が入るメリット
 空き家活用は、建物を改修するだけでは成功しません。「誰が利用するのか」「地域にどのような価値を生み出すのか」まで考えることが重要です。HTAでは、建物の設計だけでなく、地域の方々や事業者を巻き込みながら、活用方法そのものを企画するところから伴走しています。
建築・地域・事業を一体的に考えることで、その場所ならではの魅力を引き出し、長く愛される空き家活用をご提案します。

07_柏原市で空き家活用をご検討の方へ
 相続した空き家や、活用方法が決まっていない建物でお困りではありませんか。HTAでは、建物の改修設計だけでなく、地域性や事業性を踏まえた活用方法の企画からサポートしています。「売却するべきか」「店舗として使えるか」「補助金は利用できるか」など、初期段階のご相談もお気軽にお問い合わせください。

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