枚方のモデル住宅|建築学生のインターンと、考えるためのスタディ模型

大阪府藤井寺市を拠点に、住宅・店舗・リノベーションなどの設計を行っている一級建築士事務所 谷口弘和設計室|HTAです。
大阪公立大学建築学科3年生のインターン生が、枚方市で計画を進めているモデル住宅のスタディ模型を製作してくれました。
このモデル住宅は、敷地内に約4mの高低差がある、特徴的な土地で計画しています。
計画が始まった経緯や敷地の特徴については、以前のブログ「枚方市|高低差のある分譲地でモデル住宅の設計がスタート」で紹介しています。
図面を読み解き、建築を立体的に理解する
模型製作に入る前に、プロジェクトの概要と、現在考えている設計コンセプトを説明しました。
そのうえで、検討中の平面図・断面図・立面図を見てもらい、建物の構成や各部の関係を確認しながら模型づくりに取りかかってもらいました。
まだスタディ段階のため、図面や資料は細部まで固まったものではなく、比較的ざっくりとした内容です。それでも資料を上手に読み解き、限られた時間のなかで建物の大枠が分かるところまで形にしてくれました。
模型製作を終えたあと、
「図面を読み解いて、立体的に理解する勉強になりました」
と言ってもらえたことが、何よりうれしかったです。
完成形を見せる模型ではなく、考えるための模型
今回つくってもらったのは、完成した計画をきれいに見せるための「プレゼンテーション模型」ではありません。
設計の可能性や問題点を探るための「スタディ模型」です。
図面を描くだけでなく、実際に模型をつくって眺めてみると、空間のつながりや建物のプロポーション、屋根の形、視線の抜け方など、平面上では気づきにくかったことが見えてきます。
つくりながら考え、気づいたことを図面へ戻し、もう一度模型で確かめる。
この繰り返しは、建築を設計するうえで大切なプロセスです。
枚方のモデル住宅については、これまでにも敷地模型やボリューム模型をつくり、高低差を生かしたスキップフロアの可能性を検討してきました。
そのスタディの様子は、以前のブログ「枚方市|高低差を生かすスキップフロアのモデル住宅スタディ」でも紹介しています。
質問することも、設計を学ぶ大切なプロセス
「屋根の勾配は、どうやって決めているんですか?」
「ここの構造は、どうなっているんですか?」
作業中にも、気になったことをしっかり質問してくれます。
屋根の形や構造には、意匠だけでなく、雨水の処理、室内の高さ、材料、架構、コストなど、さまざまな条件が関係しています。
単に答えだけを伝えるのではなく、なぜその形になっているのか、設計者が何を考えて判断しているのかまで、できるだけ丁寧に説明するようにしています。
模型をつくったことで計画の全体像もつかめたようで、この案についてさまざまな話ができました。
学生さんにとっての学びだけでなく、僕自身にとっても、計画をあらためて見つめ直す実りのある時間になっています。
谷口弘和設計室|HTAのインターンについて
インターンでの経験が、設計への興味をさらに深め、大学での課題にも生かされていけばうれしく思います。
弊社のインターンには、決まった日数や時間はありません。
「来たい」と言ってくれる学生さんに、来られるタイミングで来てもらっています。
そして、卒業のタイミングも自由です。笑
谷口弘和設計室|HTAは、大阪府藤井寺市を拠点とする一級建築士事務所です。
藤井寺市をはじめ、柏原市・羽曳野市・八尾市・松原市・富田林市・枚方市など大阪府内を中心に、新築住宅の設計、リノベーション、店舗設計などを行っています。
土地探しからの新築住宅はもちろん、高低差のある土地や変形地、狭小地など、条件の難しい敷地についても、その特徴を生かした建築をご提案します。
新築住宅や注文住宅の設計、設計事務所・建築家へのご相談を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
